ちびの備忘録

mon rêve est la vie "fabulous" comme un petit chat et un nuage ...

5年前の今日という日

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 うわ~。この空間(図書館)!いいですね。読書したら、同じ本でも違った感覚で読めそうだし、そもそも、ぼけ~っとするだけでも価値がありそう。東京大学(本郷)の総合図書館、3階閲覧室です。一般利用も可。平日のみ、9~17時開館です。気になった方はお出かけください(身分証必須!)。

学外の方へ | 東京大学総合図書館

 

 皆さんは、震災の日、どう過ごされていましたか。わたしは名古屋の職場(自分のデスク)に居て、大きな横揺れに、最初は、「お昼食べ過ぎたから、酔っている(?)んだな」と思っていました。そしたら、周りの方々が「地震だ!」と騒ぎ出し。利用者さんや、ボランティアさんが、危険な場所にいないか、探しに行きました。名古屋では、そんな大したことなかったので、当日はその程度で、いつものように定時退社。

 

 うちに着いて、テレビつけて、初めて怖くなりました。日本地図に地震津波の予測がついたマップが表示されるばかりで、どのチャンネルも同じ。電話もつながらず、メールもずっと送信中。わたしはPCを持っていなかったので、連絡手段が携帯しかなく、関東圏の妹や親戚、北海道の両親、祖父母、従弟たちが心配でなりませんでした。

 

 朝、ひとり不安だったので、早めに出勤することにしました。職場に行けば、誰かに会える!なので、いつもより早起きしたのですが、その時、携帯が光りました(メール受信)。

 

「どうしていますか?わたしたちは、無事です。東京は大丈夫。」

 

 普段連絡なんて取らない、従姉の叔母さんから、唯一メールが入ったのです。なんか、すごく安心した記憶があります。「もう大丈夫だ。みんな無事みたい。」

 

 5年前の震災に関して、わたしは思うところがたくさんあります。結局、何もできていない自分への不甲斐なさも。。それでも、今、動いている人たちがたくさん居て、社会は何も変わっていなくても、そこには(そういう方がいる!ということ。)希望があります。直接なにかが、いま出来ていなくても、何が正しくて、どう進むべきなのかを考えて、そうすれば自然と行動にでるのだと思います。とても抽象的ですが、今日という日の所感です。

 

 あの日の震災で、何かを喪い、心を痛めている方々の気持ちが晴れることはたぶんないのでしょう。それでも、その痛みを知り、話を聞くことは何等かの形で出来るし、結局のところ、そんなことしか出来ない(それすらも迷惑なのかも)けれど、それでも少しでも「聞いてほしい」「わかってほしい」という人がいるのならば、わたしは耳を傾けたいと思います。「抱きつづければならない(忘れることのできない=忘れてはいけない)哀しみもある。」どなたかのblogで読みました。そうなんだろうなと思います。

 

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