ちびの備忘録

mon rêve est la vie "fabulous" comme un petit chat et un nuage ...

2016年3月9日所感

 桜花抄(明里)でも、コスモナウト(花苗)でも、秒速5-(理紗)でも、遠野貴樹という男性はモテモテだ。見ていてイライラするくらいに。

 

 相手の気持ちを"判って”いながら、”やさしい”言葉を選んで、女の子を”期待”させる。それでも、何も言わない訳(…かと言って、女の子に言わせたい訳でも、なさそう?)だから、「あぁ、この人(貴樹)の気持ちは他(の子)にあるor恋愛に興味がないんだな。」と女の子は思うしかない。

 

 それでも、”明るい(あかりのある)”方向へ明日を”生きたい”。

 

 ”孤独を選択し、生きる”パワーは絶大だ。凄まじいくらいに。結局、愛する貴樹には、振り向いてもらえない(また孤独)と分かったんだから。”孤独”を乗り越える(ひとりで生きていこうとする)力は何ものにも変えられない。

 

 そして、それを悟った人(物語では、3人の女性)は強い。貴樹は、大人になっても乗り越えられないし、唯一愛(転校生という”孤独”を共有)した、明里さえも、遠くに感じて(勝手に。明里はそんなことなかったのに。貴樹に愛されるのを待っていたのに。)、そのうちに、その純粋な愛さえもきれいさっぱり忘れてしまう。

 

貴樹、いい加減、気が付いてくれ!
君は愛されている!(それも超!かわいい女の子たち3人に!)
だから、自信をもって!
明里も言ってくれたじゃない。この先も大丈夫って。
女の子たちに「(どんなスピードで生きても)追いつけない」んじゃなくて、「追いつこう」と「向き合っていない」だけだよ。女の子たちは、速いスピードで生きた訳なくて、貴方に気が付いてもらえないから、そうせざるを得なかっただけ。貴方は、「自信」がすこし、ないだけだよ。謙遜しすぎ!もう、充分カッコイイし、事実、いつでもモテてるんだから。羨ましい!もういいよ、明里に気持ちを伝えなよ!

(偉そうな感想、おしまい。)

 

好きなシーン、NASAじゃなくて、NASDAだった(笑)
大人になった、貴樹の部屋。
野鳥の本があった。
宇宙、弓道以外にも、好きなものが増えたんだね。

 

さいごに、最近教えていただいた、きれいな言葉。

Youth...Far too good to waste on children.
by Bernard Shaw

 

新海誠監督

秒速5センチメートル

再視聴”直後”の所感でした。

は~、久しぶりに、怒った!(笑)